新入生オリエンテーション2008

理工学部再編から一年が経ち先進理工学部の応用化学科として二年目のスタートを切る、2008年4月に新たな仲間たちが入学してきた。これからの大学生活でどんなことが待っているのか……そんな期待と不安が入り混じっている新入生に対し、応用化学科は毎年軽井沢でオリエンテーションを行っている。新入生同士はもちろん、先輩学生や先生方との交流を深め、大学とは、そして応用化学科とはどんなものなのかを知ってもらおうという場である。

 我々応用化学科学生委員会は、今年度の一年生の担任である平沢先生と小柳津先生のご指導とご助力を頂きながら今回のオリエンテーションの計画を進めてきた。今回のオリエンテーションのチーフである梅澤覚(学部3年)を中心に、過去何度も大成功を収めているこの行事を今年もさらに高いレベルで成功させるべく、会議・準備を重ねた。軽井沢での時間が全ての新入生にとって有意義な時間となるように。

 
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第一日 4月25日(金)

 オリエンテーション初日。この日まで天気が優れず、またオリエンテーションが設けられていた25、26日も天候が心配されていたが、出発地の西早稲田キャンパスに雨が降ることはなかった。新入生は皆ドキドキ顔で集まってきた。そして準備が整い、バスに乗り込んで軽井沢に向け出発した。


ガイダンス風景
 軽井沢に到着すると、早速先生方によるガイダンスが始まった。応用化学科とはどのような学科なのか、どのようなカリキュラムで進んでいくのか、など今後の大学生活において一番の基盤となる話題についてである。
 そして、ガイダンスのあとはその先生方との交流を深める場である、グループミーティング1(GM1)が行われた。先生一名に対し新入生数名、学生委員2名で行われる交流の場である。GM1直前には新入生同士だけで新入生同士での話し合いの場を設け、交流を深めてもらった。この新入生同士での話し合いの場では、自己紹介から始め、他人の意見を聞きながら積極的に意見を交わしていた。さらに、GM1が始まったときも大学入学したばかりとは思えぬ程、しっかりした意見・目標をもっており、積極的に先生との交流を楽しんでいた。新入生にとってのみならず、その場で共に話し合えた学生委員にとっても大変有意義な時間であったと思う。

GM1 風景

 夕食後は、新入生と学生委員、そして先輩学生方とコミュニケーションを図るグループミーティング2(GM2)が設けられた。毎年、このGM2は新入生の抱える大学生活への不安や疑問などに対し学生委員や先輩学生がアドバイスする場であり、授業や私生活など非常に身近な大学生活の話題について話し合う場として我々学生委員も力を注ぐ企画である。GM1と合わせ、このグループミーティング(GM)は新入生にとって有意義な時間を提供することができたのではないかと思う。




第二日 4月26日(土)

 心配されていた天候が遂に崩れ、朝から軽井沢は冷たい雨が降っていた。オリエンテーション2日目は、毎年恒例のスポーツ大会が行われる予定であり、特に盛り上がりをみせる日程である。スポーツ大会が始まる時間ギリギリまで天候を見定め、学生委員内でも協議が続いたが、結局天候は回復せず、近年稀にみるスポーツ大会中止という事態となってしまった。我々学生委員としても準備を進めてきた企画であるし、何より新入生が大変楽しみにしていた企画であるだけに、非常に残念な結果となってしまった。  結局2日目は予定を繰り上げ、そのまま早い段階で帰りの途につくことになってしまった。天候の条件はどうしようもないこととはいえ、悔しさが残る2日目であった。



 天候などによる波乱もあったものの、新入生にはこのオリエンテーションを楽しんでもらえたようであり、1日目のGMを筆頭に有意義な時間を過ごしてもらえたように思う。行きでの不安そうにしていた新入生の顔が、帰りのバスの中では期待と余裕が浮かび上がりつつあったことで、このオリエンテーションの成果を感じることができた。新入生にとって、このオリエンテーションが今後の大学生活に反映されれば、また、学生生活の中でこのオリエンテーションでの先生方や先輩方のアドバイスを思い出してもらえたらと思う。


スタッフ
 そして、我々学生委員がこのオリエンテーションの企画・運営に携われたことを嬉しく思う。我々にとっても、初心にかえって今後の学生生活に取り組むことの重要さを見つめなおす良いきっかけとなった。最後に、このオリエンテーションに携わって頂いた先生方や先輩学生方、そして早い段階から準備作業を中心になって行ってくれたチーフの梅澤をはじめとする学生委員のメンバーに御礼申し上げます。本当に有難うございました。
  (文責 応用化学科学生委員会委員長 落合朋弘)

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