「ウロウロ会」(応化36卒生囲碁会

2010年の活動状況

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集合写真

会員は、今や七十路の半ばに達しようとしており、気力、体力、金力、情報力等すべてが引き算の世界に足を踏み入れています。今から8年前、第一線を退く頃に有志の呼び掛けで発足したのが本会ですが、今春(3月)目出度く100回を迎えます。何と言っても本会は辛うじて足し算(碁力)の世界に留まれる貴重な機会ともなっています。

ここ何年かは、JXグループ六本木クラブが常設の会場になっていますが、昨年12月(97回)の例会は忘年会を兼ね、何と昼の部(囲碁を打つ)で19人、夜の部(酒を飲む)で18人もの会員が集まり大いに盛り上がりました。今や物故者を除くと68人の中、これだけの同期の仲間が一堂に会する機会があるのは誇りでもあります。
同期の仲間の良さは、何と言っても変なしがらみや上下関係の無いことで、それがこれ程の集まりになっている要因なのかも知れません。
会員の中には、体調を崩していて出席を見合わせている者が数人いますが、幸いなことに物故者入りした者が誰一人いないのは、足し算(碁力)の効果(?)がもたらしているのかと思ったりしています。

月一回の開催とは言え何時まで続くか分かりませんが、お互いの絆は強く150回はおろか200回とこれからも末長く続くことを願っているところです。

最後に、97回例会後に寄せられた会員の句 川柳、和歌、五行歌を紹介します。

「手筋良き 一手を打ちて 初音待つ」             (岩田 惇 作)
「碁敵も 煤逃げらしき 囲碁会所」              ( 同 上  )
「意外な手 打たれ扇子の 手の止まる」            ( 同 上  )
「慎ましく 生きようとしている 石なのに」         (岡野 毅 作 )
「白持って 年越し蕎麦を 食べたいな」            ( 同 上  )
「若しかして 五輪の囲碁は 白と青」             ( 同 上  )
「初夢に 黒と白との 攻めぎ合い 次の一手に 吉兆の笑み」 (江崎 友康 作)

「地に辛(から)ければ 脅(おど)される          (世古口 健 作)
 模様を張れば甘くなる
 とかくこの世は
 住みにくい
 十九路盤街」


対 局 風 
2011.1.5 江崎 友康 記