教 室 会 員



理工学部創設100周年記念式典

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 応用化学科創立90周年・応用化学会創設85周年記念式典の翌日(2008年11月9日)に 早稲田大学理工学部創設100周年記念式典が大隈講堂にて執り行なわれました。 この式典には、応用化学科教授を筆頭に 応用化学会OBの方も参加され、多くの方々と共に100周年をお祝いいたしました。


ロボットによる雅楽の舞
 式典は15:00より執り行われ、プロローグでは 理工100年の歩みのスライドショー「去来百節」、理工系を象徴する「雅楽、電子音響とロボットの舞い」として「北斗西流」と2体のロボット(2足ヒューマノイドロボットWABIAN-2R(高西研究室)と人間共存ロボットTWENDY-ONE(菅野研究室)による雅楽の舞が披露されました。 スライドショーの中では、わが応用化学科の50年前の校舎、研究室そして応用化学展 の風景も紹介されました。


橋本周司理工学術院長 式辞
 続く式典では、橋本周司理工学術院長が式辞を述べられ、創設者大隈重信の理・工融合の時代を予見し、わが国初めての理工科を1908年に創立したこと。理工系高等教育の役割の重要性から 従来の学問領域の枠を超えた教育研究の再編成が必要であり、100周年を前に先端科学技術に加えて医療や社会・芸術文化に関連する新分野の学科と領域を新設し、基幹理工学、創造理工学、先進理工学の3学部・研究科および総合研究所よりなる理工学術院という枠組みを用意したこと。 又、理工系では科学と技術の深化と同時に文化・社会と関わる教育と研究が重要になってきており、理工学術院は文系学術院との接点を明確にして大学発展の一翼を担っていくことを示されました。

白井克彦早稲田大学総長 祝辞
引き続き白井克彦早稲田大学総長の挨拶、また来賓の方々の祝辞として、文部科学省高等教育局私学部長 河村 潤子氏、東京電力株式会社顧問 種市 健氏、東京大学副学長 岡村 定矩氏、同時中継による慶應義塾 安西塾長と続き、最後に、早稲田大学応援部と参加者全員での校歌斉唱で式典を終了しました。


河村宏応化会会長 挨拶
 記念祝賀会は、会場を記念式典が開催された大隈講堂からリーガロイヤルホテルへ移し開催されました。
非常に盛会の中、 理工学部を代表としてわが応化会の河村会長が来賓の一人として挨拶をされました。その中で、「応用化学科」の名前は生き残っていることを大変ありがたく思い、これに安住せずに理念や使命を持って活動をしていくべきであることを、応化会の現活動を例にして以下のごとく熱く語っていただきました。(挨拶全容→こちらPDFダウンロード)
会員の約半分の方々が会費を払っており、それを原資に、会報発行、OB・学生を対象とした講演会開催、週1回以上リニューアルしているホームページ、OBのポケットマネーによる奨学金制度、教職員との懇談会、学生との会合、就職談話室、企業ガイダンス紹介など活発な活動を、現役OBの人たちは時間的に余裕がないので62歳以上の30人のOBボランティアが進めていることを披露されました。 今後、理工学部それぞれの科の中で意志のある人、理念を共有できる人が集まって、各科が応化会を参考にして活性化活動を行い、いずれは理工学部全体でなんらかの組織運営をしていくように発展させたい旨の提案と賛同を呼びかけました。
 引き続き、わが応用化学科の加藤忠蔵名誉教授が乾杯のご発声をされ、祝宴がスタートしました。


加藤忠蔵名誉教授 乾杯

 

 





(文責:事務局 高橋、写真撮影:広報委員会)